スパム対策は、メールの運営者や利用者の要件によって異なり、万能・唯一といった方式があるわけではなく、
複数の方式を組み合わせることにより、より効果的な結果が得られます。
ここでは、以下の要件や受容条件で、実用的な方法を紹介します。
- 多少の応答遅延、再送要求による一時拒否はかまわない。
- なるべく、メンテナンス・フリー。なるべく、無人運用。
実用的な方法としては、以下のような方法を組み合わせて利用します。
- sendmail で、日本以外からの接続に対してグリートポーズ(タールピット)を適用する。
- milter-regex で、スパム・メールに特徴的で効果の持続が期待できるルールで受信拒否を設定する。
- milter-greylist で、逆引きできないホストとS25R方式のルールで再送要求(一時受信拒否)と再送受信による自動許可を設定する。